歴史・文化
那覇大綱挽まつりとは?数万人が引く世界最大級の大綱の物語
ポルトガル語・日本語で公開

毎年10月、沖縄県の都心・那覇市が東西に分かれます。巨大な藁でできた綱を東側と西側から引っ張り合う、それが那覇大綱挽(はい)まつりです。沖縄県最大の伝統行事で、1995年には全長200メートル・重量40トンを超える大綱が「世界一の藁綱」としてギネス世界記録に認定されました。現在は、綱を作るボランティアの方々の健康を守るため、約68メートルの綱を毎年手作業で編んでいます。
綱引きの儀式は、祭りの歴史よりずっと古く、琉球王国の時代から行われてきました。東西に分かれて綱を引くことは、豊作・豊漁・商売繁盛を祈る神事でした。現在の祭りの形になったのは1971年、首里城築城500年を記念した年です。綱引きの前には、琉球舞踊や伝統的な祈りの儀式が執り行われます。
綱は巨大な結び目(かん抜き)で二つに分かれ、合図とともに何千人もが太鼓のリズムに合わせて引きます。勝った側にその年の福が来ると言われていますが、本来は勝ち負けではなく、引くこと自体が祈りであり、誰もが楽しめるお祭りなのです。
3日間の祭りは綱引きだけではありません。前夜には国際通りで伝統芸能の夜パレードが行われ、高さ7〜10メートルの巨大な旗・旗頭(はたがしら)を地区や企業のチームが担いで練り歩きます。メインデーの11日は、国道58号が歩行者天国になり、大綱が通りの中央を横切ります。3日間を通して奥武山公園ではRBCまつりが開かれ、ステージ・屋台・エイサーで賑わいます。
第56回は2026年10月10日(土)〜12日(月・祝)に開催。10日は国際通り周辺の夜パレード、11日は国道58号での大綱引きと旗頭パレード、10日〜12日は奥武山公園のRBCまつりです。入場は無料。参加したい方は、お好きな側の列に並ぶだけで、誰でも綱を引くことができます。
私たちの会にとっても、沖縄の文化を肌で感じる絶好の機会です。約500年続く伝統を、何万人もの手が一本の綱でつなぐ光景は、一生の思い出になります。会のイベントカレンダーにも日本語・ポルトガル語で詳しい日程を掲載しています。皆さまのお越しをお待ちしています。
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